大谷翔平選手は、日本のプロ野球からMLBのロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、世界中の野球ファンから注目されています。
先日、WBC日本代表に合流するために、アメリカからプライベートジェットで帰国したり、東京からビジネスジェットで名古屋入りしたりと、日本のファンを驚かせたことが記憶に新しいと思います。
そんな大谷選手の年俸はどれくらいなのでしょうか?
そこで、今回は大谷選手の年俸について調べていきます。
エンゼルスでの年俸が安かった理由を調べていきながら、アメリカと日本での彼の評価について追っていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
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大谷翔平の年俸を公開!日米での金額の違いは?
大谷翔平選手の年俸はどのくらいなのでしょうか?
日本ハム時代やメジャーリーグに移籍後の年俸をまとめていきます。
大谷翔平のプロ1年目から現在までの年俸を公開!
(出典:毎日新聞)
大谷翔平の年俸については以下の通りです。
【北海道日本ハムファイターズ】
- 2013年(19歳):1,500万 ※契約金1億円+出来高払い5,000万円
- 2014年(20歳):3,000万円
- 2015年(21歳):1億円
- 2016年(22歳):2億円
- 2017年(23歳):2億7,000万円
【ロサンゼルス・エンゼルス】※1ドル=135円換算
- 2018年(24歳):54万5,000ドル(約7,400万円)※メジャー最低保障額
※日本ハムへの譲渡金2,000万ドル(約27億円=上限額) - 2019年(25歳):65万5,000ドル(約8,900万円)
- 2020年(26歳):70万ドル(約9,500万円)※60試合のため約37%に減額
- 2021年(27歳):300万ドル(約4億円)※2年総額850万ドル(約11億5,400万円)で合意
- 2022年(28歳):550万ドル(約7億4,700万円)
- 2023年(29歳):3,000万ドル(約40億円)
なお、年俸は推定値や契約内容によって変動するため、正確な数字については公式発表を確認する必要があります。

今シーズンは、+2,450万ドル(約33億)ですね!
エンゼルスでの年俸が低い理由
(出典:文春オンライン)
メジャーリーグの選手の年俸は労使協定で定められており、海外の選手がメジャーリーグでアメリカの選手と同じ扱いになるには、「25歳以上で、かつ自国内でのプロ経験が6年以上」という条件があります。
大谷選手は、日本でのプロ経験が5年しかなく、エンゼルスと契約した2018年当時まだ25歳も超えていなかったため、マイナー契約となりました。
また、マイナー契約からスタートして、その後メジャーに昇格したとしても大型契約は禁止されており、これらの理由によりメジャー1年目の年俸は最低保障額で契約をすることになったのです。

それでも23歳でメジャーに挑戦したのは、「米野球殿堂入りが1つの目標なので、早めに行きたいと思いました」とのことです。
さらに、メジャーでの活躍を続けても年俸に成績が反映されていなかったのは、協定に「一定日数以上メジャーに在籍して3年経過しないと年俸調停はできない」という項目があるため。
つまり、大谷選手は球団が提示する年俸を受け入れるしかなく、これらが超一流の選手でありながら高額年俸が実現しなかった原因でした。
大谷翔平のアメリカと日本での評価を比較
(出典:Porsche)
ここでは、大谷翔平選手の評価についてアメリカと日本とで比べていきます。
日本での評価は最初から高かったのか?、アメリカでの評価はどうなのか?などを中心に詳しく見ていきます。
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大谷翔平のアメリカでの評価
まずは、アメリカでの大谷選手の評価を紹介します。
大谷翔平選手がメジャーに移籍したのは2018年シーズンからになります。
日本ではすでに二刀流として活躍していましたが、入団当初はアメリカメディアでの評価はあまり高いものではありませんでした。
・基本的に彼は高校生バッターみたいなもの ・高校生バッターにメジャーリーグに飛び込めなんて言えるかい? ・すでにオオタニの不安材料は数多くある。彼も休日のない日程に慣れるのは大変だと話している ・当分はマイナーリーグで過ごした方がいいだろう |
ところが、2018年メジャー開幕してからの大谷翔平選手の活躍を目の当たりにしたメディアたちは、手のひら返しで大絶賛していました。
そして、大谷翔平選手がメジャーに挑戦して3年目の2021年には大活躍し、メジャーリーグオールスターには史上初二刀流で選ばれ1番投手として先発出場し、見事勝利投手になりました。
オールスターゲームのホームランダービーにも出場し、日本人の出場は史上初であるのに加え、投手としてキャリアをスタートさせた選手の出場も史上初となりました。
・投手が本塁打トップになっているのは信じがたい ・ショウヘイ・オオタニよりビッグネームの選手はそう多くないだろう ・ショウヘイ・オオタニのすごさを表現する言葉が尽きつつある ・二刀流でのプレーは、ずば抜けており、比類なきものだ ・二刀流でのプレーを見ることができるのは貴重な機会。彼ほどに優れた選手は他にいない ・まるでテレビゲームのよう |
また、メディアからだけでなく、多くの現役メジャーリーガーたちからも評価されています。
・説明などできない。彼を見るのは本当に楽しい ・まだスタジアムで彼のことを直接見たことがないから楽しみ。我々みんながワクワクしている ・稀代の才能の持ち主。我々はそれを目撃している。彼がやっていること(の凄さ)を人々に気付いてほしい。 ・人間の形をした神話の伝説だ。彼がしていることは、驚異的を超えている ・ベーブ・ルースの時代、人々は二度とこんな選手を見られないと思っただろうが、我々は今、大谷を見られる |

大谷翔平選手は対戦相手の選手からも認められている、二刀流選手ということになります。
大谷翔平の日本での評価
(出典:スポニチ)
次に、日本での大谷翔平選手の評価をまとめていきます。
大谷翔平選手は、高校時代から二刀流を宣言していて、2013年のシーズンから日本ハムに入団しました。
入団当初は、メジャーリーグ移籍時のように二刀流に対して、多くの野球解説者から批判の声が上がっていました。
・投手に絞れば最高の投手になれる ・打者に絞れば最高の打者になれる ・無理して身体を壊す必要はない |
しかし、当時の日本ハム栗山監督は、「誰も歩いたことない道を一緒に作ろう」 と大谷翔平選手に声を掛け、可能性を信じて開拓してくれました。
栗山監督の日ハムに入団してなかったら確実に今の二刀流はないわけで、どれだけ周りから批判されようと、信じた道を貫き通した先に今があったと言えます。

栗山監督は本当に熱くて、選手を誰より信じる優しい人ですね
前代未聞の二刀流プロ野球選手が誕生し、誰も試した事が無いことを挑戦すると、どうしても否定の声が上がってしまうのかもしれません。
大谷選手は様々な人達から二刀流批判を浴びましたが、その逆境を見事に乗り越え、今では世界的に活躍するスター選手に成長しました。

大谷選手は、二刀流批判について「楽しい」と語り、「無理の壁」を越える喜びについて語っていました。
大谷翔平の二刀流批判してた野球解説者とかって感情的に批判してたんだなぁ
— 猛禽類 (@_osw_ahi_) June 19, 2016
大谷翔平は二刀流批判をバネに世界的スターに成長した
今回は、大谷翔平選手の年俸について紹介してきました。
- メジャーリーグの選手の年俸は労使協定で定められていることから、メジャー3年目までは年俸が低く、日本ハム時代の方が高い年収だった
- 2023年の年俸は、3,000万ドル(約40億円)で昨シーズンから+2,450万ドル(約33億)の大幅アップ!
- 日本でもアメリカでも、入団当初は二刀流を批判されていた
- 二刀流批判について大谷選手は「楽しい」と感じ、無理の壁を乗り越えることを喜びと感じていた
ということで説明してきました。
アメリカのエンゼルスでも二刀流として大活躍し、日本でもアメリカでも人気がある大谷選手。
将来的には、彼の実力がさらに高まり、年俸が増える可能性もあるでしょう!
これからも、大谷選手の活躍を応援していきます!
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