元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんは、2023年4月12日、日本外国特派員協会で記者会見し、注目を浴びています。
会見の内容は、ジャニーズJr.時代に故・ジャニー喜多川氏から「15〜20回ほど性的被害を受けた」というものでした。
ジャニー喜多川氏の性加害を巡っては、イギリスのBBCが配信したドキュメンタリーをきっかけに、大きな話題となっています。
そこで今回は、岡本カウアンさんが受けたジャニー喜多川氏からの性被害を追っていきながら、当時の状況を詳しくまとめていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
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岡本カウアンはジャニー喜多川から何された?
元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんが2023年4月12日、日本外国特派員協会で記者会見を開いて、ジャニーズ事務所の創業者、故ジャニー喜多川さんから「性被害」を受けたと語っています。
会見の中で、彼がジャニー氏から受けた被害とは何だったのかを、詳しく見ていきます。
15〜20回ほど性的被害を受けた
(出典:読売新聞オンライン)
岡本カウアンさんは2012年から2016年にかけてジャニーズJr.として活動し、その間、「合計で15回から20回ほどジャニーさんから性的被害を受けた」と明かしました。
カウアンさんは当時、愛知県の実家で暮らしていたため、仕事が遅くなった日などはジャニー喜多川氏の自宅マンションに泊まることが多かったそうです。
その時に、ジャニー喜多川氏から何度か性被害を受けたと話していました。
初めて性被害を受けたのは2012年3月
(出典:Twitter)
初めて岡本さんが、ジャニー喜多川氏から性被害を受けたのは、中学を卒業する直前だったと記憶していると話しています。
その日も仕事が遅くなり、他のジャニーズJr.のメンバーと一緒に、ジャニー氏の自宅に泊まったそうです。
出前を取り、みんなでリビングで夕食を食べた後、ジャニー氏がカウアンさんのそばに来て肩をマッサージすると、「カウアン早く寝なよ」と声を掛けてきました。
そして、ジャニー氏に声を掛けられたカウアンさんを見て、周囲にいたJr.たちは「今日はカウアンか」と気づいたと思うと話しています。
カウアンさんは、ジャニーズに入るまでは、性被害について知らなかったけれど、入所後は先輩から聞いたり、インターネットで調べてその事実を知ったとも話しています。
ジャニー氏に「早く寝なよ」と声を掛けられたら、
ジャニー氏の寝室に近い寝室か、ジャニー氏の寝室で寝ないと、翌日ジャニー氏の機嫌が悪くなる
と、先輩から聞いていたそうです。
そのため、その日カウアンさんは、ジャニー氏の寝室に近い寝室で眠ることにしたそうです。
その部屋には3つベッドがあり、他のJr.も寝ていたので「大丈夫かな」と思った、とカウアンさんは明かしていました。
そして深夜、カウアンさんが寝ている部屋にジャニー氏が入ってきて、ベッドに近づくと、足元から布団を剥ぎ取り、カウアンさんの腰の位置で横になって寝たそうです。
ジャニー氏はカウアンさんの足のマッサージを始めて、その手がだんだんと上にあがっていき、下着の上から大事な部分に触れてきたと語っています。
その後は、下着を脱がされて直接触れられたため、それから…覚悟したと語っています。
衝撃的な内容に、聞いているだけでもショックが大きいですね。
そしてその翌日、出かける際にエレベーターの中でジャニー氏から1万円を受け取ったと明かしていました。
100回以上ジャニー喜多川のマンションに泊まった
岡本カウアンさんは、2016年にジャニーズを退所するまでの間、100回以上はジャニー氏の自宅に泊まったと話しています。
他にもジャニー氏が滞在先で泊まるホテルのスイートルームに、一緒に宿泊したことがあるそうです。
カウアンさんは、2012年2月にジャニーズに入所しているので、約4年間の間で100回以上も、ジャニー氏の自宅に泊まったということになりますね。
その中で合計15〜20回ほど、ジャニー氏から性的被害を受けたとのことです。
他に誰が被害を受けていた?
会見では、性的被害の現場になったとされるジャニー氏の自宅マンションの映像も複数公開されていました。
カウアンさんがジャニーズJr.に在籍している間、同様の被害を受けたのは「はっきりわかるのは3名」と話し、その3名については実名は明かしていませんでした。
また、実際には「正直、(マンションに出入りした)ほぼ全員」とみているため、カミングアウトするよう呼びかけていました。
売れるためには仕方なかった?
岡本カウアンさんは、性的行為を受け入れなければ、タレントとしての立場が不利になるなどの言動をジャニーさんから直接言われたことはないと話しています。
しかし、拒絶すると干されるような実態は「暗黙の了解」であったようです。
ジャニーさんは「それをしないと売れないよ」とかは言わないんですけど、そもそもジャニーズというのは、ジャニーさんが気に入っている子、推している子が基本的にデビューします。特殊だと思います。
ジャニーズJr.の中でも、
「マンション行かないと売れないよね」「むしろ自分から行かないといけないよね」
と話すことも多かったので、そういう認識でいます、とも話していました。
ジャニー喜多川氏には感謝の気持ちを持っている
(出典:岡本カウアンX)
現在は、日本と、両親の出身地であるブラジルでミュージシャンとして活躍している岡本カウアンさん。
カウアンさんは、ジャニー喜多川氏に対して感謝していると話しています。
ジャニー氏のおかげで人生が変わり、自身のエンターテイメントの世界は、ジャニー氏が育ててくれたものと述べています。
一方で、当時15歳だったカウアンさんや、そのほかのジャニーズJr.のメンバーに対して性的行為を行ったことは良くないこと、としっかりと彼の行為を指摘していました。
公開されたジャニー喜多川氏の自宅マンション
会見では、岡本カウアンさんが撮影した、ジャニー喜多川さんの当時の渋谷の自宅マンションの内部映像を公開していました。
カウアンさんによると、当時のジャニー氏の自宅マンションは渋谷区内にあり、
タワーマンションの最上階の2つのマンションを持っていて、2つの部屋を繋げたとても広い部屋だった
と語っています。
映像には、紙袋に入った入所希望の少年たちの履歴書、ジャニー喜多川さんの寝室兼書斎、
ジャニーズJr.たちが使用する風呂やベッド、カラオケルームなど豪華な施設が整った部屋が公開されました。
また渋谷区内には、Jr.のメンバーが集まるプール付きの別宅もあり、映像ではプールを覗ける望遠鏡がマンションにあったことも紹介されていました。
カウアンさんは会見で、このようなジャニー喜多川氏の自宅の映像を合計15点公開しています。
カウアンさんは、性被害を受けた証拠として、これらの映像を公開することにしたそうです。
岡本カウアンがジャニー喜多川から受けた性被害についてのまとめ
今回は、岡本カウアンさんが会見で語ったジャニー氏からの性的被害について、紹介してきました。
岡本カウアンさんは
- 12年から16年にかけてジャニーズJr.として活動し、合計で15回から20回ほどジャニーさんから性的被害を受けた
- 初めて性被害を受けたのは2012年3月で、中学卒業直前の頃
- 「早く寝なよ」と声を掛けられたら、性被害を受ける合図
- ジャニー氏の寝室に近い寝室か、ジャニー氏の寝室で寝ないと、ジャニー氏の機嫌が悪くなると先輩から聞いていた
- 同様の被害を受けたのは「はっきりわかるのは3名」と話し、その他にもたくさんいるはずなのでカミングアウトするよう呼びかけた
ということで説明してきました。
衝撃的なこのニュースは、日本のメディアでは報道されないのが特徴的で、そのため海外メディアを対象にして日本外国特派員協会で記者会見したと、岡本カウアンさんは語っていました。
他にも、岡本カウアンさんについてまとめた記事があるので、ぜひチェックしてみてください!
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